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下田でトランペットアンサンブルの初コンサート 来場者との共演も

トランペットライズによる演奏の様子

トランペットライズによる演奏の様子

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 下田在住のトランペット奏者の呼びかけで結成されたトランペットとピアノのアンサンブル「トランペットライズ」の初のコンサートが9月22日、下田市民文化会館(下田市四丁目)で開かれた。

事前募集した約30人と一緒に演奏する様子(関連画像4枚)

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 トランペットライズは、トランペット5本とピアノという珍しい組み合わせのアンサンブルで、下田吹奏楽団団長である野崎久孝さんの呼びかけで3年前に結成された。メンバーは野崎さんのほか、プロトランペット奏者の栗原真理さん・水谷真季さん、トランペット歴数十年のセミプロ奏者の北見祐一さん・村松謙一さん、東京と実家のある南伊豆町の2拠点で活動するプロピアニストの加畑嶺さん。「年を重ね若くはなくなったが、また新しいメンバーと共にこれからの人生を楽しく充実したものにしていしていきたい」という気持ちで、「航海」「旅行」を意味するドイツ語「REISE(ライズ)」をグループ名にしたという。

 コンサートは2部で構成。1部はパッフェルベルの「カノン」などのクラシックから、「アイドル」やディズニーメドレーなど誰もがよく知る曲を演奏。さらに、加畑さんがピアノソロでドビュッシーの「月の光」を演奏した。

 2部では来場者を巻き込んで3種類のトランペットの音色を聴き当てる楽器当てクイズをしたり、事前に募集した小中学生を含む約30人と一緒に「凱旋行進曲」を演奏したりするなどした。

 同コンサートでは、広く若い人たちにトランペットの魅力を知ってもらいたいと、高校生以下は無料とした。会場にはプロの演奏を聴こうと、中高生やブラスバンドに所属する小学生たちも来場した。河津町から来たという吹奏楽部所属の中学生からは「プロの演奏を実際に見て、トランペットの魅力がよく分かった。とても勉強になった」という感想が聞かれた。

 野崎さんは「次はまた、下田で2回目のコンサートを開きたい。今後は下田だけでなく、東京など他の場所でもコンサートを開いていきたい」と意気込みを見せる。

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