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食べる観光パンフ「伊豆の極めし」 西伊豆町・松崎町・南伊豆町が共同開発

左から岡部克仁南伊豆町長、深澤準弥松崎町町長、星野淨晋西伊豆町長

左から岡部克仁南伊豆町長、深澤準弥松崎町町長、星野淨晋西伊豆町長

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 西伊豆町・松崎町・南伊豆町の3町と各観光協会から成る「伊豆西南海岸観光誘客推進協議会」が、伊豆の高級食材を使ったレトルトフード「伊豆の極(ごく)めし」開発プロジェクトを立ち上げた。

試食をする町長たち(関連画像6枚)

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 伊豆半島の中でも「電車が通っていない」という共通点を持つ3町が、共同で観光誘客を行おうと2014(平成26)年に設立した同協議会。3町合同のパンフレットを制作し、イベントでパンフレットを配布するなどして手を取り合いながら観光誘客に取り組んできたが、「都会でパンフレットを配布しても手に取ってもらえない」「すぐに捨てられてしまう」などの悩みを抱えていた。

 そこで今回「食べることができる観光パンフレット」として同プロジェクトを立ち上げた。食とアウトドアの領域で事業展開する「ソトレシピ」がサポートし、アンバサダーには「キャンプ・食・酒」をテーマにしたユーチューブチャンネルを運営する動画クリエーター「伊豆のぬし釣り」のけんいちさんとやまとさんが就任した。

 同商品は、伊豆の旅館で出てくるような「高級」かつ地元でしか食べることができない食材を、全国の人々が手に取りやすいように常温保存可能なレトルトフードにしたもの。第1弾商品として「潮かつおと鮑(あわび)の極だしカレー」「松崎ズガニの極うま粥(がゆ)」を商品化。西伊豆町の伝統食材である潮カツオ、南伊豆町の豊かな環境で育った高級で大粒なアワビ、松崎町の地元民が愛する希少な松崎ズガニをふんだんに使っている。

 5日に開かれた発表会には、星野淨晋西伊豆町長、深澤準弥松崎町長、岡部克仁南伊豆町長が参加。新商品を試食した町長たちからは「アワビは厚みがあり、食べ応えがある」「カレーはスパイシーだが塩味も感じる」「カニが一匹丸ごと入っていて、みそや身から出てくるだしがたっぷりかゆにまとわりついて、濃い味になっている」などの感想が聞かれた。

 同商品は7月12日から、クラウドファンディング「Makuake(マクアケ)」のみで販売。カレーとかゆの2食セット(4,700円)、4食セット(8,200円)、6食セット(1万1,700円)のほか、アンバサダー「伊豆のぬし釣り」の2人と伊豆で一緒に新商品を食べる懇親会の参加権を付けたスペシャルリターンも用意する。今後の展開については、クラウドファンディング終了後に検討するという。クラウドファンディングは8月30日18時まで。

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