地元食材を楽しみながらの懇親会やトークショーを通じて下田の魅力を体験してもらう「第1回しもズブweek(ウイーク)」が9月5日~11日の7日間にわたって開催された。
主催したのは、2019年に創業した「しもズブ」(下田市武ガ浜)の藤井瑛里奈さんと、2020年に創業した「ELENTO」(西本郷)の塚田エレナさん。2人は共通のコワーキングスペースを拠点としていたことから以前より親交があり、下田に魅せられて市内で起業した移住者同士でもある。
「『しもズブ』とは下田にズブズブととりこになる人を指す造語。私たちが大好きな下田を一緒に楽しんでもらい、しもズブ民を増やしたいと企画した」と藤井さん。それぞれのSNSやイベント告知サイトを通じて呼びかけたところ、全国数カ所を拠点にフリーランスとして働くノマドワーカーを中心に58人が集まったという。
期間中はさまざまなイベントを用意したがどれに参加するかは参加者の自由。地元食材をふんだんに使った料理を提供する「Table TOMATO」(一丁目)での食事会や「伊豆白浜バーベキューガーデン」(白浜)での懇親会、LIFULL地方創生推進部の小池克典さんや下田市議会議員の中村敦さんを招いてのトークショーなどを開いた。イベントの締めくくりとして、1日1組限定のプライベートキャンプ場「Ren Village」(西伊豆町)での1泊2日のキャンプも行った。
イベント後のアンケートで、参加者から「毎日新しい人や下田のスポットとの出会いがあってとても楽しかった」「伊豆下田だからこそ会える人に会えることがとても印象的だった」などの感想が寄せられたという。
「たくさんの人に下田に来てもらえて、この土地の魅力を伝えられたのがうれしい」と藤井さん。「来年はさらにパワーアップした形で開催したい」と意欲を見せる。