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熱川バナナワニ園でヒスイカズラが見頃 日本では同園発祥の珍色植物

熱川バナナワニ園・植物管理部長の平山公泰さん

熱川バナナワニ園・植物管理部長の平山公泰さん

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 熱川バナナワニ園(東伊豆町奈良本)で現在、ヒスイカズラの名前でも知られる「ジェードバイン」が花を咲かせ、見頃を迎えている。

ヒスイカズラを見上げる観光客(関連画像5枚)

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 今では日本各地の植物園でその姿を見ることができるジェードバインだが、国内では1975(昭和50)年に同園が初めて開花に成功した植物。マメ科のツル性植物で、原産地のフィリピンでは絶滅危惧種として厳重に保護されているという。

 同園では初開花以来ずっと維持栽培してきており、20年ほど前に6号温室に定植してからは毎年のように花を咲かせ、季節の風物詩の一つとして人気を集めている。同園の植物管理部長を務める平山公泰さんは「もうしっかりと根を張っているので、生育は安定している。よほどのトラブルがない限り、毎年花を咲かせてくれる」と話す。

 木から何本も伸びたつるが温室の天井を覆うように広がり、今では壁をくり抜いた穴を通って隣の温室に届くまでに成長。下に50センチ~1メートルほど伸びたツルに、勾玉(まがたま)のような形のひすい色の花が連なるように咲いている。

 訪れた観光客からは「昔読んだ漫画に『とても珍しい植物で、花を見ると良いことがある』と描かれているのを見た。たくさんのきれいな花を見れて良いことがありそう」「こんな色の植物は見たことがない」などの声が聞かれた。

 「ほぼ例年通りのペースで花を付けている。ゴールデンウイークに一番の見頃を迎えるはず」と平山さん。「神秘的な色の花を見ると何とも言えない気持ちになるはず。ぜひ多くの人に見に来てほしい」と呼びかける。

 開園時間は9時~17時。入園料は、おとな=2,000円、こども(4歳~小学生)=1,000円、4歳未満無料。

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