リゾートホテル「休暇村南伊豆」(南伊豆町湊)が9月1日から、渡し船でしか行くことができない「ヒリゾ浜」をエコサーファー堀直也さんが案内する「ヒリゾ浜でシュノーケリング体験」を宿泊客向けに提供する。
案内人のエコサーファー堀直也さん、「キャプテン」の愛称で親しまれている
日本全国35カ所に展開する「休暇村」の一つである同ホテル。海の幸を生かした料理や湯量豊富な温泉のほか、徒歩10分ほどの逢ヶ浜(おうのはま)での磯観察プログラムなど、自然体験アクティビティーにも力を入れている。
海開き期間以外は立ち入り禁止で自然そのままの姿が残されている「ヒリゾ浜」でのシュノーケリング体験は、リピーターも多い毎年恒例のプログラム。5メートル以上の深さの海底までくっきり見えるほどの透明度を誇る同浜は、付近に川がないことや黒潮の通り道になっていることなどが重なり、南国の季節回遊魚や大物の回遊魚も観察することができるシュノーケリングの名所として知られる。
案内するのは南伊豆在住の堀直也さん。堀さんはサーフィンやシュノーケリングのインストラクターやネーチャーガイドとして活動するほか、海をきれいにする洗剤「All things in Nature」のディレクターや、海辺に漂着するシーグラスを地域通貨として使う「ビーチマネー」活動の事務局長も務めるなど、環境保全にも積極的に取り組んでいる。
同ホテル営業課長の矢田部一光(かずてる)さんは「海の美しさはもちろん、『キャプテン』の愛称で親しまれる堀さんの人柄が人気のポイント」と明かす。さらに「海水浴は8月のお盆のごろまでというイメージが強いかもしれないが、伊豆の海は9月中旬から下旬まで楽しむことができる。特にシュノーケリングやSUP、サーフィンなどのマリンアクティビティーは9月がベストシーズン。ぜひ、9月の伊豆を訪れてみてほしい」と呼びかける。
実施日は9月22日までの月曜・水曜・金曜。対象はシュノーケリング経験のある中学生~64歳。参加費は1万5,000円。