細長い艇体と片側に張り出した浮き(アウトリガー)でバランスを取る独特の構造を持つ海洋カヌーのレース「Va’a(ヴァア) Japan 第4回 JAPAN CUP in 南伊豆」が4月18日・19日、南伊豆町・弓ヶ浜で開催される。
これまで「全日本選手権」として3回にわたり歴史を重ねてきたが、近年は海外からのパドラーの参戦が相次いでいることから、今回より国際大会へと位置づけを改め「JAPAN CUP」へと名称を一新した。今大会には国内外から過去最多となる114人がエントリーしており、春の南伊豆の海を舞台に国際色豊かな熱戦が繰り広げられる。
アウトリガーカヌーは、太平洋の島々で古くから航海手段として用いられてきた伝統的な舟で、カヌー本体の片側に「アウトリガー」と呼ばれる浮きを備えることで高い安定性を誇るのが特徴。タヒチ語で「Va’a(ヴァア)」、ハワイ語で「Wa’a(ワァ)」と呼ばれ、ハワイでは約70キロの海峡を横断する世界最高峰のレース「モロカイ・ホエ」が開かれるなど、近年は競技スポーツとして世界各地で親しまれている。
今大会では1人乗りと2人乗りのレースを行い、コースは弓ヶ浜から石廊崎を経て中木までを往復する22キロのロングコースと、弓ヶ浜から大瀬までを往復する6キロのショートコースの2種類を用意する。黒潮の影響を受けるダイナミックな海域と変化に富んだ海岸線を舞台に、選手たちが力強いパドリングで競い合う迫力ある光景が期待される。
18日の10時~12時には、一般向けのアウトリガーカヌー体験会も開く。参加無料で、事前申し込み不要。当日会場で受け付ける。初心者でも気軽に海上スポーツの魅力に触れることができる機会を設け、レース観戦と合わせて競技の魅力を幅広い層に発信することを狙う。
レースディレクターのケニー金子さんは「南伊豆での開催は今回で4回目となり、回を重ねるごとに参加者や注目度が高まっている。豊かな自然の中で繰り広げられる熱戦を通じ、競技の普及と南伊豆の海の魅力を世界に発信していきたい」と意欲を見せる。