期間中に約20万人が訪れる下田市最大のイベント「第87回黒船祭」が5月15日~17日に開かれる。今年は初の試みとなるポスターデザインの一般公募や、打ち上げ花火の費用を募るクラウドファンディング(CF)の実施など、祭典をさらに盛り上げるための多様な動きが加速している。
黒船祭は1934(昭和9)年、下田開港80周年を記念して始まった祭典。米国ペリー提督率いる黒船艦隊の来航と開国の歴史を背景に、日米親善と世界平和をテーマに受け継がれてきた。米国大使や米海軍などアメリカからの多数のゲストが参加するのも大きな特色で、市内外から多くの観光客を引きつける下田に最も人が集まるイベントとなっている。
期間中、記念式典や公式パレードのほか、米海軍や海上自衛隊音楽隊による迫力ある演奏会、再現劇「日米下田条約調印」、日米親善綱引き大会など、国際色豊かな催しが市内各所で繰り広げられる。下田港を彩る恒例の海上花火大会も予定。
今回は、より多くの人々に祭典の魅力を届けるため、初めてポスターデザインを一般公募した。全国から寄せられた29点の中から、ペリー提督が日本国旗を模したのれんをくぐる姿を独創的に描いた、千葉県木更津市の山岡裕希さんの作品が最優秀賞に選ばれた。
祭典の重要な要素である打ち上げ花火の費用などを募るCFも3月1日に開始。「黒船祭をより多くの人と共に盛り上げたい」との思いから始まったこの取り組みは今年で3回目となる。一昨年の約26万円、昨年の約100万円という実績を踏まえ、今年は目標額を200万円に設定した。
支援に対する返礼品には、昨年も完売した限定デザインの法被のほか、公募ポスターのデザインを用いたトートバッグやTシャツ、遊覧船から海上花火を間近に楽しめる特別ペア観覧席など、黒船祭ならではの品々を用意する。
黒船祭執行会で事務局を務める下田市観光交流課の堀内裕太さんは「人気の法被やTシャツは、4月5日までに支援いただいた方には開催当日までにお届けする。ぜひ当日はこれらを身に着けて会場に足を運び、一体となって黒船祭を楽しんでほしい」と呼びかける。CFは5月17日まで。