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風まち下田で初の「フリマ&子ども食堂」 地域ポイント活用した循環も

「風まち下田」オーナーの津留崎鎮生さん(左)とスタッフの武田菜月さん(右)

「風まち下田」オーナーの津留崎鎮生さん(左)とスタッフの武田菜月さん(右)

 「循環とつながり」をコンセプトとするイベント「風まちフリマ&子ども食堂」が2月22日、複合施設「風まち下田」(下田市武ガ浜)で初めて開かれた。家族連れや地域住民など約200人が来場し、会場内は終始にぎやかな熱気に包まれた。

「風まちフリマ&子ども食堂」会場の様子(関連画像10枚)

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 子ども食堂では、高校生以下を対象にカレーライスを1杯100円で提供した。このカレーライスには、同施設オーナーの津留崎鎮生さん夫婦と仲間たちが、下田市稲梓の耕作放棄地を自ら耕して育てた米を使用。さらに、地元農家から寄せられた新鮮な野菜もふんだんに盛り込んだ。

 同施設では、地域の事業者や住民たちが、子どもたちの飲食代をチケットで支援する取り組みも行っており、地域全体で子どもたちの食を支える共助の仕組みを目指している。この日は子ども約30人、大人約10人が、地元の豊かな恵みが詰まった一皿を味わった。

 フリーマーケットエリアには、多様な背景を持つ出店者が並んだ。子育て支援サークル「下田Baby&Kids」の衣服や玩具、「N●K accessory」(●はハート)のハンドメード雑貨、移住5年目の杉澤玲奈さんによる衣料品販売などがにぎわいに彩りを添えた。

 フリーマーケットの一角では、伊豆地域初の合同会社型DAO「IZUとDAO」が、地域貢献活動で得られる「IZU POINT」と、規格外野菜や余った文房具などを交換できる「IZU DAO STORE」を出店。「ありがとうを循環させよう」を合言葉に、新しい価値の循環を実践した。

 同施設スタッフも出店し、喫茶店で使われていた食器など、思い出の品を販売。スタッフが自ら経緯を語りかけ、来場者からは「互いの顔が見えるのはすてき」などの声も聞かれた。

 さらに会場内では、お絵描きブースや竹細工作り、植物を使ったボディーペイント「ヘナタトゥー」のワークショップなども行われ、幅広い世代が体験を楽しんだ。コーヒースタンド「Nitotte coffee(ニトッテコーヒー)」も出店し、にぎわいの中で穏やかなひとときを提供した。

 イベントを主催した同施設スタッフの武田菜月さんは「開催後、次回の開催を楽しみにする声や、サポートの申し出なども頂き、大きな励みになった。地域ポイントを導入した新たな挑戦も盛況で、こうした試みを多くの人がフォローしてくれたことがありがたい」と振り返る。「今後もコンセプトを大切にし、地域住民だけでなく観光客も含めた誰もが楽しく立ち寄れる場として、継続的な開催を目指していきたい」と意欲を見せる。

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