約40店がさまざまなグルメを提供する「みなとオアシス下田 キッチンカーフェスタ」が2月21日・22日、まどが浜海遊公園(下田市柿崎)で開かれた。2日間で延べ約3500人が来場し、海を望む開放的なロケーションの中で多彩なグルメを楽しんだ。
安田造船所のキッチンカーにはパンツェッタ・ジローラモさんの姿も(関連画像12枚)
同イベントは、みなとまちゾーンのにぎわい創出を目的に市や関係団体が連携し、持続可能なイベント運営のあり方を探る実証実験として初開催したもの。会場の芝生広場には県内外から延べ約40台のキッチンカーが集結。クレープやハンバーガー、おにぎり、タコスなどのテイクアウトメニューのほか、富士宮焼きそばなどのご当地グルメを求める人の長い行列ができた。
会場で大きな注目を集めたのが、下田港周辺の大規模開発を計画している安田造船所(東京都)による「ペリーグッドバーベキュー」。店頭にはタレントで随筆家のパンツェッタ・ジローラモさんが立ち、来場者との写真撮影や交流に応じるなど、イベントを大いに盛り上げた。
来場者の内訳は初日が約1500人、2日目が約2000人。その7~8割が地元客で、学校や市の回覧板などで情報を得て訪れた家族連れが中心だった。一方、ちょうど客足のピークを迎えている「河津桜まつり」(河津町)や「みなみの桜と菜の花まつり」(南伊豆町)の行き帰りに立ち寄る観光客の姿も見られ、広域観光のハブとしての可能性も示した。
2日間とも暖かい春の陽気に恵まれ、愛犬を連れた散策や芝生での食事を楽しむ姿が各所で見られた。視察に訪れた外浦観光協会の藤井敬久会長は「今後も継続していければ、冬の閑散期における有力な集客商材の一つになるのでは」と期待を寄せる。
企画を担当した下田市企画課の佐々木綾さんは「多くの団体の協力により、みなとまちゾーンを盛り上げようという趣旨が形になった。運営側の負担を減らす工夫も凝らしており、今後は2~3カ月に一度の頻度で定期開催していけたら」と意欲を見せる。