「伊豆急下田」駅のネーミングライツスポンサー契約を締結した伊豆急行(伊東市八幡野)と下田海中水族館(下田市三丁目)が1月22日、同駅でセレモニーを開いた。来賓として招かれた松木正一郎下田市長や関係者らが出席し、副駅名の命名を祝った。
下田海中水族館のキャラクターが描かれた駅名看板(関連画像5枚)
伊豆急行は、2024年4月に上原美術館が蓮台寺駅の副駅名命名権を取得したのを皮切りに、熱川バナナワニ園や川奈ホテルなど、これまでに9社とネーミングライツの契約を結んできた。10件目となる今回は、下田海中水族館が命名権を取得し、伊豆急下田駅の副駅名を「下田海中水族館」とした。同駅名は2028年1月31日までの2年間継続する。
下田海中水族館は、天然の入り江を利用し、海上に浮かぶ円形構造が特徴の珍しい浮遊式水族館。来年が開業60周年の節目を迎えるのを前に、伊豆急行とのネーミングライツスポンサー契約の締結に至った。
伊豆急行の土方健司社長は「下田海中水族館は観光施設としてだけでなく、地域の海洋生物保全活動にも力を入れている。この契約を通じて水族館の認知向上と、下田エリア全体の活性化につながってほしい」と期待を込める。
松木市長は「地球環境問題への関心が高まる中、海を守る活動が観光につながる新しい時代に入っている。下田海中水族館は下田にとってまさに宝物のような存在」と話した。
同館の慶野光市総支配人は「このネーミングライツをきっかけに、下田と下田の海の魅力をより多くの人に感じてもらい、地域全体の観光振興につなげていきたい」と意気込みを述べた。
伊豆急行では現在、富戸駅・伊豆大川駅・今井浜駅・河津駅・稲梓駅の5駅で副駅名を公募している。期間は2年間で、価格は22~77万円。契約者には更新時の優先交渉権のほか、契約駅構内の広告スペースの一部無償利用や、同社SNSによる情報発信サポートなどの特典を用意する。
同館では副駅名の命名を記念したキャンペーンも行う。伊豆急下田駅構内に設置された副駅名入り駅名看板を撮影しSNSに投稿した画面を同館の入場口で提示すると、入館料を割り引く(大人200円・小人100円)ほか、オリジナル缶バッジを進呈する。3月19日まで。