南伊豆町の早春を彩る恒例イベント「第28回みなみの桜と菜の花まつり」が2月1日から、青野川沿いを主会場に開催される。伊豆半島の中でも一足早く春の訪れを感じられる催しとして、毎年、県内外から多くの観光客が訪れている。
会場となる青野川沿い約2キロには、河津桜およそ800本が植えられているほか、川沿いの遊歩道や堤防一帯には鮮やかな菜の花畑が広がる。早咲きの桜として知られる河津桜は2月中旬に見頃を迎える見込みで、菜の花は2月上旬から下旬にかけて見頃となる。淡いピンク色の桜と黄色い菜の花が織りなす風景は南伊豆を代表する春の景色として親しまれ、散策や写真撮影を楽しむ来場者でにぎわう。期間中の18時~21時には夜桜を楽しめるライトアップも毎日行い、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を楽しむことができる。
今回最大の見どころは、町制施行70周年記念事業として10年ぶりに復活する「夜桜流れ星」。ライトアップされた桜並木の下、青野川の水面に青白い光の玉が無数を無数に浮かべるもの。流れ星をイメージした光の演出が川面に映る桜並木と相まって、特別な夜の花見空間を演出する。2月27日~3月1日の3日間限定開催。復活を待ち望んでいた町民やリピーターからも、期待の声が寄せられているという。
今回、新たな企画も始める。桜の花をモチーフにしたぬいぐるみなどが当たる「花くじ」は、家族連れや子どもにも楽しめるようにと企画した。2月7日~3月8日には、「河津桜まつり」(河津町)、「白浜桜の里」(下田市)と連携した合同スタンプラリーも行い、伊豆南エリアの桜の名所の周遊促進も狙う。
開催を前に、実行委員会や地元関係者たちの準備も進行中。地元小中学生約160人の手も借りて会場周辺の清掃活動や、駐車場整備、案内のぼりの設置を行ったほか、下賀茂熱帯植物園での夜桜演出で使う竹明かりの制作イベントも開いた。
岡部克仁南伊豆町長は「町制70周年の節目に、例年以上に思い出に残る春を届けたい。早咲きの桜と菜の花が告げる南伊豆の春を、ぜひ現地で体感してほしい」と呼びかける。
3月10日まで。