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松崎町で「2地域居住」普及への集中企画 都内セミナーや体験ツアーで交流

松崎町での2拠点生活体験ツアー参加者たちの集合写真

松崎町での2拠点生活体験ツアー参加者たちの集合写真

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 松崎町は、2拠点生活の普及を目指し、町内と東京都内でその魅力と実践につながる取り組みを12~1月に相次いで展開した。関係人口の創出から具体的な暮らし方の提案、体験型ツアーまで、多角的なプログラムを通じて2拠点生活の実践を後押しする情報発信を行った。

松崎町の農家と餅つき交流会を楽しむ参加者たち(関連画像10枚)

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 一連の取り組みは、2地域居住の中長期的な課題解決を目指す「松崎町第二のふるさとコンソーシアム」が主催したもの。その皮切りとして昨年12月23日、松崎町環境改善センター(松崎町宮内)で町内セミナー「関係人口って何?」を開催。町民を対象に関係人口の重要性や最新のトレンド、具体的な事例を紹介し、地域としての受け入れ意識の醸成を図った。参加した町民からは「他地域の事例が松崎町でも取り組めそうな内容で、非常に参考になった」といった前向きな声が聞かれた。

 1月10日には、首都圏在住者を対象としたトークセミナー「2拠点生活のリアル」を東京で開催。当日は20~50代の幅広い層の約20人が参加し、会場は熱気に包まれた。メインプログラムでは、実際に東京と松崎町で2拠点生活を送り、ランニングや自転車、釣りなどのアウトドアを楽しむKentaroさん・Omamiさん夫婦が登壇。実体験に基づく「時間の使い方の劇的な変化」や、デュアルライフならではのメリットを語り、「2拠点生活はゴールではなく手段。そこで何をしたいのかイメージすることが大切」と参加者へメッセージを送った。

 トークセッションの後は、松崎町産のジビエやワサビ、新米など、旬の味覚を囲んだ交流会も開催。参加者からは「リアルな声が聞けて面白かった。これからの人生を考える上でのヒントになった」と、未来の暮らしに思いをはせる感想が寄せられた。

 1月17日・18日には、松崎町で「2拠点生活体験ツアー」を開いた。参加者は、空き家の見学や生活に必要な施設の確認など、観光ではなく生活者の目線で町を巡った。2日目には「道の駅『花の三聖苑伊豆松崎』」(松崎町大澤)での餅つき会にも参加し、地元農家など地域住民との交流を深めた。参加した50代夫婦からは「すぐに移住することは難しいが、地域との触れ合いを通じて、町の魅力を深く知ることができた。経済的な面がクリアできれば、具体的に2拠点生活をしてみたい」という声が聞かれた。

 企画を主導した神(こう)健一さんは「一連のプログラムを通じて、町としてどんな関わり方をしてもらいたいか、まだ形にできていないこと、町とどんな関わりをするとどれだけ素晴らしいことなのか、十分に発信できていない点が明確になった」と振り返り、「小さいことでも一つ一つを形にして積み上げていきたい」と意欲を見せる。

 松崎第二のふるさとコンソーシアムでは今後も、松崎町の魅力を体感できるツアーやセミナーの実施を予定している。

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