
2日間で異なる4種類の釣り大会を行う「海釣りGO 西伊豆釣り大会2025」が10月11日・12日、田子漁港など西伊豆町内の4カ所の釣りスポットで開かれる。「日本さかな専門学校」(神奈川県三浦市)の学生たちが企画・運営を手がける。
漁港の釣り場予約アプリを手がける「ウミゴー」(西伊豆町宇久須)と「日本さかな専門学校」が中心となり、西伊豆町の漁協や観光、釣り業界の協力を得て実施する同大会。「学生ならではの自由な発想と地域の魅力を生かした大会を目指す」という。
大会は11日午前・午後、12日午前・午後の計4回開催。基本ルールは1魚種当たり1ポイントで、1~4人のチーム戦形式で競う。各大会には特別ルールによるボーナスポイントを設定し、総合得点で順位を決める。フィールドは、田子漁港、仁科漁港、安良里漁港、大浜サーフの4カ所で、各大会終了後はアプリから釣果を報告した後、安城岬ふれあい公園(西伊豆町仁科)に集合して表彰式を行う。
11日6時からの「魚人(うぉんちゅ)パイレーツ」の大会は、磯焼けの原因となるブダイやニザダイなどを「指名手配魚」とし、対象の魚や水中ごみを釣り上げると特別ポイントが加算される。11日13時からの「あやかり鯛(たい)にあやかりたい!」は、名前に「タイ」と付くがタイ科ではない「あやかり鯛」を釣ると特別ポイントを獲得できる大会で、釣りを楽しみながら魚の多様性や分類について学べるようにする。
12日6時からの「黄色い長靴を履いた雷魚氏からの挑戦状」は、魚のサイズや名前の文字数、体色など条件をクリアすることでボーナスポイントを獲得するゲーム性の高い大会。12日13時からの「MONSTER FISH HUNTER」は、40センチ以上の「ビッグモンスター」や粘液を持つ「ヌルヌルモンスター」など、特定の条件を満たす魚を釣ることで高ポイントが得られる。
景品は西伊豆の特産品と釣り業界の各組織から協賛された釣りグッズで、チームの獲得ポイントで競うチーム戦の景品と、全員がもらえる参加賞を用意する。
ウミゴーの國村大喜社長は「今回の4大会は、これまで世の中で開催されてきたありふれた釣り大会とは一風違い、学生のアイデアと発想を組み込んだ釣り大会になっている。学生を応援する気持ちで、大会を楽しんでもらえれば」と呼びかける。
参加費は1大会につき、大人=2,500円、小人=1,500円。定員は各大会75人。台風など荒天時は11月1日・2日に延期する。申し込みはアプリ「UMIGO」による事前予約制で、3日前までキャンセル可能。