
漁港の釣り場予約サービス「海釣りGO」が9月27日、仁科漁港(西伊豆町仁科)でサービス開始1周年を記念した釣り大会を開く。初心者や家族連れでも楽しめるよう、さまざまな部門を用意する。
上空からの仁科漁港の風景(写真提供=ウミゴー)(関連画像5枚)
2023年7月に日本初の漁港の釣り場予約サービスとして始まった同サービス。釣り人は釣り場と駐車場をアプリで予約し、利用料は釣り場の維持管理に使われる。漁船の運航を妨げるなど漁業者と釣り人とのトラブルが元となり釣りが禁止となる場所が増えている中、適切なルールの下で適正な利用料金を漁港管理者に届けることで釣りができる環境を守りたいと、「ウミゴー」(宇久須)がサービスを立ち上げた。
田子漁港(田子)を皮切りに、2024年8月に同漁港で2カ所目の展開が始まった。今年4月には六甲マリンパーク(兵庫県神戸市)でもサービスを始めたほか、5~7月の松崎新港(松崎町江奈)での実証実験では14年ぶりに堤防が釣り人に開放され大きな話題を呼んだ。
仁科漁港でのサービス開始1周年を記念して開く今回の釣りイベントは、6時~11時の制限時間内に1~4人のチームごとの釣果を競うもの。メジナ部門・クロダイ部門・アオリイカ部門では、磯釣りのメジャーターゲットの大きさを競う。初心者や家族連れでも楽しめるよう、釣り上げた魚種の数を競う「カラフルフィッシング部門」も用意。各部門1~3位の入賞者には、遊覧船チケットや西伊豆特産品、釣りグッズなどの景品を贈る。
「仁科漁港でのサービスは磯釣りの玄人からも好評。磯釣りではトイレなどで行動が制限されるが、仁科漁港の堤防なら磯釣りに近い環境で楽しめる」とウミゴーの國村大喜社長。「今回はファミリー層から磯釣り愛好者まで幅広く楽しめる部門を用意した。多くの人に参加してほしい」と呼びかける。
参加費は、大人=2,400円、小学生以下=1,200円。参加には「UMIGO」アプリからの事前予約が必要。荒天時は10月4日に延期。