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下田八幡神社で「ヨイ・酔い・夜祭」初開催へ 音楽とビールを自由に楽しむ

「ヨイ・酔い・夜祭」のポスターを掲げる稲葉さん・徳島さん・戸野さん

「ヨイ・酔い・夜祭」のポスターを掲げる稲葉さん・徳島さん・戸野さん

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 神社の敷地で音楽と飲食を楽しむ新たな地域活性イベント「ヨイ・酔い・夜祭(よい・よい・よまつり)」が9月20日、下田八幡神社(下田市一丁目)で初めて開かれる。

「ヨイ・酔い・夜祭」に登場する下田市のご当地キャラクター「ぺるりん」(関連画像6枚)

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 同祭は、DJパフォーマンスをはじめとする多彩なステージプログラムと、屋台やキッチンカーが並ぶビアガーデンを融合させた野外イベント。音楽に合わせて踊ったり、酒や屋台グルメを味わったりと、自由な楽しみ方を提案する。

 主催は、市内で複数の居酒屋を経営する「開国」の徳島一信さん、「割烹民宿 小はじ」(須崎)の小川浩史さん、「山岸石材店」(箕作)の稲葉貴士さん、イベント企画業の戸野海雪さんらを中心に、市内の事業者や地域おこし協力隊員の有志で結成された「下田八幡神社イベント実行委員会」。

 当日は、同神社本殿前の楼門にステージを設営し、さまざまなパフォーマンスを繰り広げる。目玉として、盆踊りと洋楽を融合させたパフォーマンス「#盆ジョヴィ」で話題のDJ Celly(ディージェー・セリー)さんがゲストDJとして登場。このほか、小川さんと「美松寿司(ずし)」4代目の植松隆二さんによる下田市産天然マグロを使った「マグロ解体ショー×寿司(すし)にぎり」や「豆州白浜太鼓」による創作和太鼓パフォーマンス、下田市のご当地キャラクター「ぺるりん」のステージ、下田八幡神社の恒例行事「お菓子まき」など、地域色豊かなプログラムをそろえる。小川さんは「イベントが年々減っていく中で、民間の力でも何かできないかと有志で企画した。地元住民にも観光客にもいい思い出になれば」と話す。

 ステージの演出は、伊豆稲取の「Rainbow Disco Club」や、東京タワーで開催された「Red Bull Tokyo Unlocked」などの舞台監督・統括を手がけた実績を持つ「aZ(エージー)」が担当。戸野さんは「これまでのキャリアで築いた人脈の中でも、出色のスキルを持つプロを起用した。音響・照明の違いを体感してほしい」と自信を見せる。

 飲食の出店では、サッポロビールの「静岡麦酒」たる生を提供するビールスタンドをはじめ、「キッチンヒロ」(東本郷)、「粉もん茶屋 あほや」(三丁目)、「soup cafe bliss」(東本郷)など、地元の飲食店を中心におよそ20の屋台やキッチンカーが軒を連ねる。射的やスーパーボールすくいなどの子ども向け屋台も設け、幅広い世代の来場者に対応する。徳島さんは同祭運営の傍ら、自身も屋台を出店する予定で、「下田に足りないのは若者のあふれるパワー。将来的には、高校生や市外に出た若者たちが、友人を連れて帰ってこられるようなイベントに育てていきたい」と話す。

 同委員会によるイベント開催は、5月5日の子ども向けゲーム大会を主軸にした「ぺるりんフェス」に続き2回目。「地域を盛り上げたい」という思いに共感した地元企業30社以上が協賛し、運営費用を支援する。稲葉さんは「何の実績もないわれわれに快く協賛してくださった企業に感謝が尽きない。今後も継続して、大きなイベントに育てていきたい」と意気込む。

 開催時間は15時~20時30分。入場無料。

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