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南伊豆で「トコリンピック」開催へ ところてん早食い4連覇なるか注目

過去開催時の様子、ところてん早食い大会(女子部門)

過去開催時の様子、ところてん早食い大会(女子部門)

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 地域特産のところてんを題材にした競技大会「第7回トコリンピック」が9月21日、伊浜漁港(南伊豆町伊浜)で開かれる。当日は、「ところてん早食い」「流しところてんつかみ」など、観客も参加できるユニークな競技が繰り広げられる。

過去開催時の様子、流しところてんつかみ(関連画像5枚)

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 同地域では特産品であるテングサでまちおこしをしようと2018(平成28)年9月、107メートルにも及ぶ「世界一長いところてん」を作ってギネス記録を樹立。その挑戦を盛り上げるため、同日に「ところてん早食い競争」「流しところてんつかみ」などの競技を行う「トコリンピック世界大会」を開いた。

 今回は、9月18日から同町で行われる「田舎留学プロジェクト」に参加する首都圏の大学生たちも運営ボランティアとして参加する。地域内外の交流を促す新たな試みの場にもなる。

 大会では、流れるところてんを箸でつかんだ量を競う「流しところてんつかみ」と、150グラムのところてんをいかに早く完食できるかを争う「ところてん早食い」の2種類の競技を行う。

 ところてん早食いでは、「むせて吹き出すと1杯追加のペナルティー」「決勝戦は量が倍になる」などのルールを設ける。見た目以上に集中力と体力を要する競技で、参加者たちの真剣な姿と思いがけないハプニングに、例年、会場は笑いと歓声に包まれる。

 女子部門で3連覇中のレジェンド・斎藤昌子さんが史上初の4連覇を達成できるかどうかが見どころとなるほか、世界記録保持者である王者・松本祐太郎さんが久しぶりに出場するかどうかに注目が集まる。松本さんは、ところてんを飲み物のように流し込み、他の参加者の半分以下のタイムで食べ切るスタイルが「松本食い」と恐れられた猛者でもある。

 主催する「国際トコリンピック委員会」の斎藤和宏会長は「伊浜はテングサの産地だが、漁師の減少とともに人口も減ってきた。生まれ育ったこの愛する地域を守るため、世代を超えてテングサ漁とところてんの魅力を知ってもらい、もう一度地域を盛り上げたい」と話す。さらに「観光で訪れる人も気軽に参加してほしい。伊浜の美しい海と優しい人々、そして出来たてのおいしいところてんを味わってほしい」と参加を呼びかける。

 当日は10時からエントリーを受け付け、10時30分に競技を始める。

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