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河津町で「みんなでみんなの盆踊り」 町民主体の夏祭り、昨年に続き開催へ

昨年の河津総踊りの様子

昨年の河津総踊りの様子

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 河津町の盆踊り大会「河津総踊り2025 みんなでみんなの盆踊り」が8月2日、河津桜観光交流館(河津町笹原)の駐車場で開かれる。主催は町民有志から成る実行委員会で、今年で2回目。

練習会の様子(関連画像6枚)

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 地域に伝わる盆踊りの継承や、地域住民だけでなく観光客も含めた交流を目的に昨年初めて開いた同イベント。町内外から約750人が来場し、踊りを中心に地元飲食店の出店や縁日などを楽しむ場としてにぎわった。

 発案したのは、東京から移住してきた北島正男さん。「人口減少やコロナ禍で町の行事が減る中、町民の手で復活できる行事を」と呼びかけ、同町の観光協会・商工会・教育委員会・社会福祉協議会・町議会・地域おこし協力隊の6団体が協力して実行委員会を組織した。

 当日は地元の子どもたちによるチアダンスチーム「GO KAWAZU」がオープニングパフォーマンスを披露した後、会場中央に設けられた櫓(やぐら)を囲んで盆踊りを行う。「河津総踊り」「河津囃子(ばやし)」などの地元に伝わる踊りに加え、「東京音頭」「炭坑節」といった広く親しまれている曲も流し、誰でも気軽に参加できるようにする。途中、体感型動物園「iZoo(イズー)」によるカメレースも行う。

 会場には、シカ串やイノシシ皿を提供する「天麓ジビエ」や、キッチンカー「よつ葉コーヒー」など、町内事業者を中心に飲食物を販売する露店が並ぶ。併せて、射的やヨーヨー釣りといった縁日コーナーも設け、家族連れでも楽しめる内容としている。このほか、着物リメークの店「和工房おらんく」による浴衣の着付けレンタルも行う。

 6~7月に3回開いた事前練習会には、小中学生から70代まで幅広い世代が参加。初めて河津の踊りに触れる30~40代の住民の姿も見られた。

 事務局を務める河津町観光協会の榎原なつ美さんは「河津にはすてきな町の盆踊りがあることを2年前に知り、限られた資料や映像を元にに町内での聞き取りを重ねながら、昨年ようやく復活させることができた。どなたでも歓迎するので、今年もたくさんの人と一緒に踊って楽しみたい」と来場を呼びかける。

 開催時間は17時~20時30分。浴衣の着付けレンタルは16時から受け付ける。カメレースは18時開始。200円以上の運営協力金を寄せた来場者には、数量限定で「河津囃子」オリジナルうちわを進呈する。

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