
平日朝限定で営業するコーヒースタンド「COFFEE STAND +(プラス)」(静岡県東伊豆町白田)が6月23日、オープンした。
コーヒーは上田さんが一杯ずつ丁寧にドリップする(関連画像9枚)
店主の上田茂さんは名古屋市出身。東京でプログラミングやデザイン、舞台技術などの分野でフリーランスとして活動していたが、片瀬白田の海と町並みに魅了されて東伊豆町へ移住し、伊豆急白田駅近くのアパートに事務所を構えた。2年前からは町の創業支援補助金を活用して焙煎機を導入して「東伊豆珈琲焙煎所」を立ち上げ、コーヒー豆の販売や地域活性化イベントへの参加などに取り組んできた。
「カフェを開いてほしい」という地元住民からの声をきっかけに、事務所の隣室をコーヒースタンドとして改装。工事は移住後に知り合った地元事業者に依頼し、「既存の設備をできるだけ生かしたつくりにした」という。
店名の「+(プラス)」には、「ただコーヒーを提供するだけでなく、日々の暮らしに小さな“プラス”をもたらす場所になれば」という思いが込められている。
メニューは「本日のコーヒー」(600円~)や「ハンドドリップコーヒー」(700円~)など。希少価値の高い豆を中心にそろえ、上田さん自らが焙煎した豆を使用。「世界のさまざまなコーヒーを紹介したい」と話す。
上田さんは「白田に新しい店ができるのは久しぶり。地元の方々に喜んでもらえてうれしい。通勤や散歩の途中に気軽に立ち寄ってもらい、観光客にも宿の朝食前のひとときを楽しんでほしい」と呼びかける。
営業時間は6時~9時。コーヒー豆の販売は15時まで。土曜・日曜・祝日定休。駐車場あり。