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下田にカフェバー「ハトバ」 伊豆下田白浜蒸留所の直営店がリニューアル

「HATOBA」店長の渡邉悟さん

「HATOBA」店長の渡邉悟さん

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 地域の素材を生かしたクラフトリキュールを製造する「伊豆下田白浜蒸留所」(下田市白浜)直営のカフェバー「HATOBA(ハトバ)」(一丁目)がオープンして、6月3日で1カ月がたった。

棚には多様なウイスキーやジンが並ぶ(関連画像5枚)

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 同蒸留所は2023年秋から、「下田の青い海を表現したい」という思いを込めたブルーキュラソーなどのオリジナル商品の開発や、地域の特産品を生かしたOEM商品の製造に取り組んできた。以前「下田リキュールスタンド」としてショールーム兼バーを運営していた場所を、数カ月かけてリニューアルした。

 店長を務める渡邉悟さんは茨城県出身。バリスタの専門学校を卒業後、イタリア料理店やコーヒーロースターなどで経験を積んできた。伊豆下田白浜蒸留所を運営する「Fame's(フェイムズ)」の伊藤広光社長とは旧知の間柄で、これまでもコーヒーや酒に関する議論や味の実験を重ねてきたという。渡邉さんが「そろそろ独立を考えたい」と漏らしたことがきっかけで、伊藤社長が「下田の店を手伝ってみないか」と声をかけたという。

 営業はカフェタイムとバータイムの2部制。昼は、渡邉さんのバリスタとしての経験を生かし、ハンドドリップでいれるコーヒー(600円)やカフェオレ(700円)のほか、ダイダイサワー(600円)、ジンジャーエール(400円)などのソフトドリンクを提供する。

 夜のバータイムには、自社製品を使ったカクテル(800円~)などの提供に加え、棚に並ぶ多様なウイスキーやジンの有料試飲も行っている。「下田で数年前から始まった『ウイスキーフェス』が定着しつつある。この店を、日本のウイスキーやジンに関する知見を深められる場にしたい」と渡邉さん。「他ではなかなか出合えないボトルもそろえており、お客さまの要望を聞きながら、秘蔵のウイスキーの飲み比べを提案することもある」とも。

 「オープンから1カ月。想像以上に多くのお客さまが来店し、中には2~3回足を運んでくださる方もいる」と話す渡邉さん。「東京にも負けないラインアップで、下田での思い出の一つになれる店だと思っている。コーヒーが好きな方、ウイスキーやジンに興味がある方は、ぜひ足を運んでほしい」と呼びかける。

 営業時間は、カフェタイム=11時~15時、バータイム=18時~22時。火曜定休。詳しい営業日時はインスタグラムで知らせる。

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