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松崎町の旅荘が宿泊客向けホタル鑑賞ツアー 守人が案内と解説

飛び交うホタルの様子(写真提供=佐藤和彦)

飛び交うホタルの様子(写真提供=佐藤和彦)

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 伊豆まつざき荘(松崎町江奈)の宿泊客を対象とした「守人と行く夕闇のホタルツアー」が5月30日に始まった。これに先立ち、5月27日には関係者向けのモニターツアーが行われた。

ツアーの案内人と守人たち(関連画像5枚)

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 主催は、里海カヤックツアーなどのネイチャーツアーを提供し、ゲストハウスも運営する「Ecotone(エコトーン)」(岩地)。Ecotoneを運営する森孝之さんの「松崎町の自然を主役にしたツアーを作っていきたい」という思いの下、伊豆まつざき荘の協力を得て今回の特別ツアーを企画した。伊豆まつざき荘ではこれまでも、宿泊客をホタルの鑑賞地へ送迎するイベントを開いてきたが、ガイドが帯同するのは今回が初の試み。

 ツアーでは、20年以上にわたり町内のホタル生息地の再生や観察場所の整備に取り組んできた「守人(まもりびと)」である土屋武彦さんと渡辺攻さんが協力。参加者は、ホタルの生態や保全について学びながら、観察を楽しむ内容となっている。

 当日は、まず伊豆まつざき荘でガイドの森さんによる解説を受け、地球上のホタルの種類や生態についてクイズ形式で学習。その後、ホタルの観察に最適な「守人が厳選した生息地」へ移動し、鑑賞を行う。鑑賞中は森さんや守人によるガイドもあり、松崎町の自然やホタルに関する知識を深められる。

 モニターツアーの参加者からは、「川の音を聞きながら自然の中でホタルを見るのは幻想的だった」「ホタルの生態を知ることで、より観察が楽しくなった」などの声が聞かれた。

 守人の土屋さんは「松崎町にはホタルの生息地が10カ所ほどある。それぞれに異なる魅力があり、豊かな自然の中でホタルを見ることで心を癒やしてもらえれば」と話す。

 今後の開催日は、6月14日、20日、21日の19時30分~21時(少雨決行、荒天中止)。参加費は、大人=1,500円、4歳~小学生=500円。定員は各回10人。予約は伊豆まつざき荘で受け付けている。

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