
西伊豆町の産地直売所「はんばた市場」(西伊豆町仁科)が5月25日、開業5周年を記念したイベントを開く。
同市場は2020年5月にオープン。地元で採れた野菜や海産物を販売するほか、釣り客が釣った魚を地域電子通貨「サンセットコイン」で買い取るサービス「ツッテ西伊豆」など、一次産業の活性化や地産地消の推進に取り組んでいる。施設名は、西伊豆の方言で「海のすぐそば」を意味する「浜端(はんばた)」に由来する。
当日は、イカスミを練り込んだご当地焼きそば「海賊焼き」を販売する堂ヶ島製麺や、自家焙煎(ばいせん)コーヒーを提供する「森のカフェ リトルハート」などの町内の事業者に加え、下田からはスパイスカレーの「ヨナヨナカレー」など、近隣市町のグルメブースも出店する。
5周年の特別企画として、アクアマリンふくしま(福島県いわき市)と下田海中水族館の協力の下、海の生き物を見たり触れたりできるタッチプールを設置。地元の定置網に入った魚などを水槽で展示するほか、ウミガメの赤ちゃんも登場するという。
店内では、姉妹町である長野県富士見町の道の駅「信州蔦木宿(つたきじゅく)」による出張販売も実施。野菜や加工品などを販売する予定。
併せて、地域活性化に取り組む大学生団体「国際ボランティア学生協会(IVUSA=イビューサ)」のメンバーが、輪投げやヨーヨーすくいなどの子ども向けコーナーを展開。IVUSAは3月にも同市場でイベント出店しており、それをきっかけに今回の参加が決まった。
西伊豆町地域おこし協力隊で同市場に勤務する大政勇太さんは「タッチプールをはじめ、お子さまにも楽しんでもらえる企画を用意しているので、ぜひ家族で遊びに来てほしい」と呼びかける。「当日は『はんばた市場』のほか、堂ヶ島でも『天草・ところてん祭り』が開かれるので、併せて西伊豆観光を楽しんでもらえたら」とも。
開催時間は9~15時。子ども向けコーナーは13時30分まで。