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下田高写真部がまち歩き撮影会 「竹たのしみまくる下田」ポスター写真撮影も

下田高校写真部の生徒たち(写真提供:遠藤覚教諭)

下田高校写真部の生徒たち(写真提供:遠藤覚教諭)

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 下田高校写真部による「下田の魅力発見」撮影会が4月29日に行われた。市内の観光名所のほか、「大工町プレイス」(下田市三丁目)で開催中の竹明かりイベント「竹たのしみまくる下田」のポスター写真の撮影も行った。

竹明かりの点灯式から手伝った(関連画像18枚)

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 参加したのは、同校写真部の1年生6人、2年生3人、3年生4人の計13人。同部では、顧問の遠藤覚教諭指導の下、定期的に町なかや自然の中で撮影活動を行っており、校内では出合えない風景や地域の人々を被写体にすることで、技術向上とともに地域の魅力の発見、情報発信を通じたコミュニケーション能力や地域愛の育成に取り組んでいる。

 初夏らしい晴天に恵まれた当日、一行はコミュニティースペース「羽衣」(二丁目)に集合。ペリーロードでは、伊豆石の蔵や昔ながらの街並み、川沿いに茂る柳など、下田らしい風景を自由に撮影した。続いて、ガイド役の「羽衣」店主・佐藤潤さんの案内で和歌の浦遊歩道へ向かい、さらに町なかへ戻って撮影を行った。撮影後は「羽衣」に戻り、作品をスクリーンに投影して発表し合い、互いの感性や技術を高め合った。

 撮影会終了後には課外活動として大工町プレイスを訪れ、5月18日まで毎晩点灯されている竹明かりの点灯準備を手伝いながら、夜景の撮影にも挑戦した。この撮影は「竹たのしみまくる下田」の事務局を務める下田商工会議所の依頼によるもので、生徒たちが撮影した写真は今後、同イベントのポスターに使われる予定。日が暮れていく中で輝きを増す竹明かりに、生徒たちは夢中でシャッターを切っていた。

 下田商工会議所の冨山亮介さんは「今回が初の試みで、『竹たのしみまくる下田』のPRに下田高校写真部の皆さんに協力をお願いした。生徒たちの真剣な姿勢に私たちも刺激を受けた。今後も高校との連携を深めていければ」と話す。

 遠藤教諭は「毎年この時期に、新入生歓迎も兼ねて下田で撮影会を行っている。まずは足元にある魅力を発見するところから写真を始めてほしいという思いがある」と話し、「下田の海や街並みの美しさ、さらに竹明かりイベントの撮影も、生徒にとって貴重な経験になった」と振り返る。

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