下田・稲生沢川沿いの桜並木を舞台にした春の恒例イベント「東本郷桜まつり」が3月29日に開催された。本郷公園(下田市東本郷)と川沿いの桜並木周辺を歩行者天国とし、多彩な飲食ブースやステージイベントを展開。晴天にも恵まれ、地元住民や家族連れが春の一日を楽しんだ。
公園内に設けたフリースペースで自由にくつろぐ来場者(関連画像9枚)
稲生沢川沿いには約270本のソメイヨシノが並び、満開時には「桜のトンネル」として知られる名所。今年は予想より開花が遅れ、見頃にはやや早いタイミングとなったが、来場者は川沿いの散策や食事を楽しみながら、穏やかな春の訪れを感じていた。
会場には、同祭としては過去最多となる20以上の屋台やキッチンカーが出店。主催する東本郷区・東本郷商店会の呼びかけにより、普段は屋台営業を行わない地元店舗も特別に出店するなど、地域色豊かなラインアップが来場者を楽しませた。
特設ステージではダンスやバンド演奏が披露されたほか、子ども向けの輪投げ企画なども行われた。地域内消費の促進を意識し、地元の子ども会への輪投げ券配布数や、商店会加盟店で利用できる商品券の配布数を増やすなど、積極的な取り組みも目立った。
今年は同園内の芝生エリアを一般開放し、多くの家族連れがビニールシートを広げてくつろぐ姿が見られた。市内から訪れた親子連れは「子どもだけでも安心して遊ばせられるイベント。普段なかなか行けない店の出店もあり、地元のつながりの深さを感じた」と話していた。
会場周辺では、桜の開花に合わせて夜間のライトアップも実施している。見頃期間中は18時~22時に点灯し、昼間とは一味違う幻想的な景観を楽しむことができるようにする。イベント当日も夜の再訪を予定する来場者の姿が見られるなど、地域の回遊性向上にも寄与している。