西伊豆町の瀬浜海岸(西伊豆町仁科)で3月21日、干潮時に沖合の島まで地続きになる「トンボロ現象」のシーズン到来を告げる恒例行事「堂ヶ島トンボロ開き」が開催された。
堂ヶ島エリアに位置する瀬浜海岸は、干潮時にだけ沖合約200メートルの島まで「海の道」が現れる観光名所。この現象は干潮時刻の前後1時間から1時間半ほどの間だけ見ることができ、日中に道が現れるのは例年3月から9月にかけての時期に限られている。
3連休の中日となったこの日、会場には約500人が集結。参加者たちはまず、美しい景観を守るために海岸に流れ着いたごみを拾う清掃活動を行った。
潮が十分に引き、海の道が姿を現したことを確認すると、堂ヶ島トンボロ委員会の国本正徳さんが「トンボロ開きを宣言します」と高らかにアナウンス。待ちわびた参加者たちは続々と島に向かって歩き出し、不思議な自然現象を思い思いに楽しんだ。
会場では、ネーチャーガイド鈴木達志さんによる「潮だまり教室」も開催。子どもたちは足を止め、岩場に隠れた海の生物の観察に夢中になっていた。最後には子どもたちを対象とした「お菓子まき大会」も行い、拾いきれないほどのお菓子を前に、会場はにぎやかな歓声に包まれた。
同委員会の土屋浩二さんは「今年は天候に恵まれ、例年以上に多くの方に参加いただき大変うれしい。トンボロ現象は9月ごろまでしか見られない景色なので、期間中にぜひ多くの方に足を運んでほしい」と呼びかける。
年間の潮位表は、西伊豆町観光協会のホームページで確認できる。