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南伊豆「ふかめる田舎留学」 学生34人が1週間滞在、石廊崎にベンチも

南伊豆町「ふかめる田舎留学」の参加学生と関係者たち

南伊豆町「ふかめる田舎留学」の参加学生と関係者たち

 南伊豆町で2月26日~3月4日の7日間、学生主体の関係人口創出事業「ふかめる田舎留学」が行われた。首都圏の大学生34人が町内に滞在し、農作業やイベント運営を通じて地域住民との交流を深めた。

「夜桜☆流れ星」会場での観客誘導の様子(関連画像8枚)

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 同事業は、南伊豆町が主に早稲田大学の学生で構成する任意団体「田舎留学プロジェクト事務局」に委託して実施したもの。同プロジェクトは、同町と早稲田大学が2018(平成30)年から継続している「地域連携ワークショップ」において、2023年度に学生たちが提案した企画を基に始動。2025年9月に行われた「田舎留学プロジェクト」では大学生24人が参加し、今回はさらに規模を拡大した「ふかめる」編として実施された。

 期間中、学生たちは町内各地でボランティア活動に参加。「一条竹の子村」での竹林整備をはじめ、「アグリビジネスリーディング」や「鈴木いちご農園」での作業、宿泊施設の整備や保育現場での交流などに参加し、地域の生業や課題を体験的に学んだ。

 南伊豆町最大規模の観光イベント「みなみの桜と菜の花まつり」では、10年ぶりに復活した夜間イベント「夜桜☆流れ星」の運営を支援。「いのり星」と名付けられた青く光るLEDオブジェの放流や来場者誘導を担当し、3000個のオブジェが川面を流れる幻想的な演出を支えた。

 日中のまつり会場でも、桜の花びらを使ったレジンキーホルダーのワークショップを企画。上智大学4年の山浦理桜さんは「幅広い世代の人に楽しんでもらうことができた。『若手に未来を託したい』という気持ちを直接伝えて頂けたのもうれしかった」と手応えを語った。

 新たな試みとして、石廊崎の石室神社に設置するベンチの制作にも携わった。地元企業である「長田建設工業」と協働して休憩用ベンチを制作し、3月3日には除幕式も行った。その他、シニア向けのスマートフォン教室や、子どもを対象とした環境学習ワークショップ、多世代交流の餅つき大会なども実施した。

 同事務局で広報を担当する早稲田大学1年の岸本葵さんは「学生が主体となり地域と関わることが特徴。南伊豆町の魅力を多くの人に伝えていきたい」と意欲を見せる。

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