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西伊豆町で「堂ヶ島火祭り」 海賊船が爆発炎上する花火大会

ポスターを掲げる西伊豆町地域おこし協力隊の林脩太さん

ポスターを掲げる西伊豆町地域おこし協力隊の林脩太さん

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 西伊豆で夏の始まりを告げる毎年恒例の花火大会「第58回堂ヶ島火祭り」が7月24日、堂ヶ島公園(西伊豆町仁科)で開かれる。主催は西伊豆町観光協会。

「堂ヶ島火祭り」過去開催時の様子(関連画像7枚)

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 同花火大会は、600年ほど前に西伊豆の海に度々現れていた海賊に対し、地元の若者たちが火矢を放って退治したという「海賊船討伐伝説」に由来する演出が見どころ。「伊豆の松島」とも称される景勝地「堂ヶ島」の小さな湾内の岩場から打ち上げられる約2500発の花火は観客からの距離も近く、「この地形ならではの迫力ある音圧を体感することができる」という。

 湾内には、毎年地元の船大工が約2週間かけて造る海賊船に見立てた船を浮かべる。そこに約500発の花火を仕かけ、クライマックスには海賊船が爆発炎上する大がかりな演出があることから「花火大会」ではなく「火祭り」と名付けられた経緯がある。演出の中では、花火師が火の粉を浴びながら約20メートルにも及ぶ火柱を打ち上げる「手筒花火」も披露する。

 会場では、14の飲食ブースが出店予定。花火の打ち上げ開始前からご当地グルメの「海賊焼き」や「しおかつおうどん」を始めとした飲食を楽しめる他、移住相談ブースも設ける。移住相談ブースでは、移住を検討している人から町内に空き家を所有する人まで、相談事に対応する。

 昨年に引き続き、今年も有料桟敷席を先着10区画分用意する。1区画あたり幅3メートルあり、その中に縦90センチ、横180センチの縁台を設置。事前予約制で、同協会が電話で受け付ける。満席になり次第、受け付けを終了する。価格は、1区画=2万円。

 同協会の鷹野純也さんは「火祭りは、海賊船が爆発炎上する他に類を見ない花火大会。今年も有料桟敷席を用意しているので、場所取りで時間を費やしたくない人やゆったりとしたスペースで花火を楽しみたい人にぜひ使ってほしい」と呼びかける。「日中には、既に湾内に海賊船が設置されているので、年に一度だけ堂ヶ島湾内に海賊船が浮かぶ堂ヶ島の風景も楽しんでもらえたら」とも。

 開催時間は18時~21時。飲食ブースは18時~、花火の打ち上げは20時25分~。小雨決行。終了後、堂ヶ島バス停から松崎方面・宇久須方面へ各1本ずつ臨時バスを運行する。

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