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伊豆熱川に和食店「お魚 oto」 横浜出身のサーファー料理人が開業

「お魚 oto」外観

「お魚 oto」外観

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 地魚を使った海鮮料理を提供する「お魚 oto(おと)」(東伊豆町奈良本、TEL 050-8881-9082)が熱川YOU湯ビーチ近くにオープンして、11月24日で1カ月がたった。

DIYで改装した店内の様子(関連画像6枚)

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 店主の及川和則さんは横浜出身。高校卒業後、東京や横浜のホテルや料亭で懐石の料理人として修業を重ねた後、箱根に転勤。その後、趣味のサーフィンを楽しみたいと拠点を熱海に移し、退職後も熱海に残り、料理人として東伊豆町のホテルに勤めるようになった。「横浜に戻りたいと思ったこともある」と話す及川さんだが「熱海に来てサーフィンをするようになってから、地元の人とのつながりが増え、伊豆に留まりたいと思えるようになった」と振り返る。現在は東伊豆町・熱川に住んでいる。

 5月に屋台営業を始めたが、程なくして「フードロス対策のためにも店を持ちたい」と考えるようになった。その後、元々居酒屋だった店舗をDIYで改装し、同店のオープンにこぎ着けた。「気軽に訪れることができる店を目指している」と及川さん。ホテル勤めの料理人を継続しながら、家族や弟子たちが働く同店を経営する。

 店名の「oto」は、店主のイニシャル「O」と、子どもたちの名前が「と」で終わることに由来する。

 メニューは「アジ丼」(1,300円)、「タイ漬け丼」(1,800円)、「金目鯛(キンメダイ)煮付け御膳」(2,500円)など、地魚を中心とした定食が中心。「アオリイカ刺し身」(1,100円)や「富士山サーモン刺し身」(1,500円)などの単品メニューもそろえる。

 オープンからまだ日は浅いが、伊豆熱川駅から海岸に続く大通り沿いという好立地であることもあり、多くの観光客が訪れているという。及川さんは「屋台営業も続けながら、地元の人も観光客も楽しめる店を目指し、伊豆を活性化していきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は17時~23時。年明けからはランチ営業(11時30分~14時)も予定。木曜定休。

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